離婚と慰謝料請求：飲食店経営者のケーススタディ

離婚の際、妻から慰謝料は取れるのでしょうか？慰謝料を請求したいと思います。二人の連れ子のいる4才上のバツイチ女性と結婚しました。9年間の結婚生活、内縁を含めると12年間です。子供は私の養子としていました。6年前に飲食店を自営し妻も従事していました。夫婦の間に上手く行かなくなっていた部分はありましたが、妻の姉夫婦と両親に誘導され実家に帰ってしまいました。荷物は私が勤務中に内緒で皆で運び出した様です。高三と高一の娘には妻から一方的に告げられ理解できないまま、私との会話がないままに連れて行かれました。私と寝ていた犬も一緒に。出て行った後も暫く出勤していましたから、私に本当に会えない状態ではなく、身内に誘導されたといっても良いでしょう。出て行かれた妻を説得するのは困難でした。民法上、私に問題がないとすると慰謝料は取れますか？因みに妻が拒否したため、私の子供はいません。そして最大の謎なのですが、出て行った理由です。私が立ち上げた店を一緒にやっていたわけですが、根本にはこれが辞めたかったのがもつれの始まりだと思います。子供が中学に入り、弁当や家事が増えたこともあり疲れが溜まって来たこともあります。原因として考えられるのは１店にいるとお客様が自分を私の奥さんとしか見てくれないというストレス。２同じ仕事をしているのに家事を手伝わない。３休みが娘と合わない。従って一緒にいる時間がすくなくなった。４みんな家族は私の犠牲者であると私に伝えた後に自分が手術をすることになり、私の世話にはなりたくないと思ったことこれらが色々に絡み合ったのだと思いますが出て行く際は（永久に話が交わらないと言われました。１に関しては私の店の隅に、好きな雑貨を置いて販売したいとの申し出が有りましたので承諾しました。２に関しては全然仕事の質、量共に私の方が多いのですが、やりたくないとは言ってなく協力するつもりもあった。これは最後の方３に関しては店の借金の返済が終わったら、従業員を増やすので将来的には従事しなくても良くなるはずだった。最後は衝動的に出ていった訳ではなく、姉夫婦と両親とで計画的に実行されました。その後１ヶ月は仕事に来ていましたが、実家に帰ったために話し合うすべもありませんでした。毎週泊まりに来ていた義母は運び出す当日も何食わぬ顔で私を送り出しました。この人達からも慰謝料は取れますか？補足店の借金完済までは残り２ヶ月でした。私は話し合いを持とうと努力するつもりでしたし、必ずお前の事は好きだからちゃんと考えると付け加えていました。娘との関係も良好でしたでしたが、黙って出て行く２日前に私のいないところで行われました。血のつながりを理由に最後は子供達との話も無いままに終わってしまいました。しかしメールのやりとりで娘達との話はでき、出て行った理由をはじめて理解出来たみたいです。

ケーススタディ：9年間の結婚生活と突然の別れ

ご相談ありがとうございます。ご依頼の内容は、9年間の結婚生活の末、妻が実家に帰った状況、そして慰謝料請求の可能性についてですね。飲食店経営というご自身の状況、妻のストレス、そして家族ぐるみの関与など、複雑な要素が絡み合っています。

まず、結論から申し上げますと、妻から慰謝料を請求できる可能性はあります。しかし、慰謝料請求は、離婚原因の責任の所在が大きく影響します。ご質問からは、妻の行動に問題があった可能性が高いと推察できますが、裁判で争う際には、証拠の提示が不可欠です。

具体的には、妻が実家に帰った経緯、その際の状況、そしてご夫婦間のやり取りに関する証拠（メール、LINEの履歴など）が重要になります。また、妻の姉夫婦や両親が関与していた事実についても、証拠を揃える必要があります。これらの証拠が、裁判においてご主張を裏付ける重要な役割を果たします。

離婚原因の究明と慰謝料請求の可否

妻が離婚を決意した理由として、いくつかの可能性が挙げられています。

お客様から「奥さん」と呼ばれるストレス：これは妻の個人的な感情であり、ご主人に責任があるとは言い切れません。しかし、ご主人が配慮を示すことで回避できた可能性も否定できません。
家事分担の不公平感：飲食店経営の忙しさから、家事分担が不十分だった可能性があります。これは、妻の不満を招いた要因の一つとして考慮すべきでしょう。
娘との時間不足：これも、妻のストレス要因の一つです。経営者として忙しいのは理解できますが、家族との時間を確保する努力は必要でした。
「家族はあなたの犠牲者」発言と手術：これは、妻の精神状態や、ご夫婦間のコミュニケーションに問題があったことを示唆しています。ご主人の負担が大きかったとしても、妻の気持ちを理解する努力が不足していた可能性があります。

これらの要因が複雑に絡み合い、妻の離婚を決意させた可能性が高いです。しかし、妻が計画的に実家に帰り、連絡を絶った行為は、慰謝料請求の根拠となり得ます。

専門家による法的アドバイスの重要性

ご自身の状況を客観的に分析し、適切な対応を検討することが重要です。ご自身だけで判断するのではなく、離婚問題に詳しい弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、ご提供いただいた情報に基づき、慰謝料請求の可能性や、必要な証拠、手続きなどを具体的にアドバイスしてくれます。

また、妻の姉夫婦や両親についても、彼らの関与が明確に示せれば、連帯責任を問える可能性も検討できます。しかし、これも弁護士に相談して、法的根拠を確認する必要があります。

具体的な行動ステップ

1. **弁護士への相談:** まずは離婚問題に詳しい弁護士に相談し、状況を説明しましょう。証拠となる資料（メール、LINEの履歴など）を準備しておくとスムーズです。
2. **証拠の収集:** 妻が実家に帰った経緯、連絡を絶った経緯など、証拠となる資料を可能な限り収集しましょう。
3. **交渉の準備:** 弁護士のアドバイスに基づき、妻との交渉、もしくは裁判の準備を進めます。
4. **冷静な対応:** 感情的な対応は避け、冷静に状況を判断し、行動しましょう。

成功事例：弁護士の介入による円満解決

過去には、状況が類似したケースで、弁護士の介入により、慰謝料の支払いと子供の親権問題が円満に解決した事例があります。弁護士は、依頼者の状況を正確に把握し、適切な戦略を立て、交渉や裁判をサポートします。

まとめ

ご自身の状況は複雑ですが、妻の行動、特に計画的な行動や連絡絶つ行為は、慰謝料請求の根拠となり得ます。しかし、成功のためには、適切な証拠の収集と弁護士による法的アドバイスが不可欠です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りて、冷静に対応することをお勧めします。

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