大学2年生、就活・進路に迷う文学部生のためのキャリア支援

閲覧ありがとうございます。私は現在大学2年生の20歳です。就活や進路のことで悩んでいます。私には特技や趣味がなく、またサークルや部活も何もしていません。サークルは３つほど経験しましたが合わなくて辞めました。昔から「この職業に就きたい」と思ったこともないです。飲食バイトをしているのですが、一つ上の先輩方はもちろん、一つ下の後輩たちすらみんな目指している職業があったり熱中しているものがあったりして、私はこんな状態で大丈夫なんだろうかと強く思います。また同級生では留学している人も多く、私は海外経験も無いので就活で何を話すこと、アピールすることが本当に何も無いなと不安になっています。また、私が所属しているのが文学部の国文学科だという点も悩みの種になっています。本が好きなわけでもないのに特に理由もなく受験してしまい、受かったので何となく通ってきました。しかし法学や経済を学んだ方が就職で潰しがきいたかもしれないなと思ったり、国文学科では他の人のように海外に留学する意味はあるんだろうかと思ってしまいます。「国文学科？何してるの？」と聞かれることも多いですし、授業や課題も興味が湧かず、真剣に取り組んでいるわけではないので私は本当に何をやっているんだろうと思います。受験しなおせば良かっただろうと思われるかもしれませんが家族にとにかく何としても現役で、どんなにランクの低い大学でもいいから現役で大学に入れ(そして卒業しろ)と高1の頃から厳しく言われており、私も特に入りたい大学や学部がなかったのでとりあえず受かったところに来てしまいました(大学をよく調べなかったことは激しく後悔しています)。また私のいる学科では国語学、漢文学、国文学の中からどの分野を選択して卒論を書くか、大抵の場合3年生の春には決めて時間割を組むのですが私はそれもまだ決めていません。面白い！楽しい！という授業も無く、レポートやテスト勉強を頑張ってみた科目も成績はギリギリでした(まだ落単はしていません)。唯一少しだけ面白いかも、と思ったのは森鷗外に関する講義で、テストも手応えがあったのですが単位がもらえる1番下の成績だった上、自分で何か調べようとはしなかったので結局その程度の関心と低い適性だったのかなと思っています。 2つやっているバイトばかり毎日のようにシフトインし、家族と仲が悪いせい(原因は省略しますが会話もしなくなってから4〜5年になります、同じ空間にいるのも息苦しいです)で居心地が最悪な実家を出るためと奨学金の為に貯金していたらこんな時期になっていました。とりあえずこの春休みに英語はやっておこうかと思ってTOEICの勉強はしていますが、かなり苦戦していて戦意喪失ぎみです。就職も卒論も、興味のあるものや秀でたものが私にだけ何もない事実を目の当たりにして毎日悩んでいます。バイト先でも後輩の方が物覚えが良く、ハキハキしていて仕事ができると思います。私はどんなことから行動すればいいんでしょうか。自分ではもう分かりません。相談できる友達もいないのでここに書かせていただきました。冗長な文章で申し訳ありませんが何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。読んでくださりありがとうございました。

現状分析と課題整理：迷える20歳、文学部生の現状

まず、あなたの状況を整理してみましょう。あなたは大学2年生、文学部国文学科に所属。特技や趣味がなく、サークル活動も継続せず、明確なキャリアビジョンも持っていません。さらに、家族関係の悪化や経済的な不安を抱え、将来への漠然とした不安を感じているようです。TOEICの勉強も苦戦しており、国文学科の授業にも興味を持てず、卒論のテーマも決まっていないとのこと。これは多くの大学生が経験する「進路選択の悩み」を、より複雑な状況で抱えていると言えるでしょう。

特に、「興味がない」「得意がない」という現状は、多くの学生が抱える共通の悩みです。しかし、それは決して「何もできない」ということではありません。むしろ、これから「自分は何ができるのか」「何がしたいのか」を発見していく段階なのです。

解決策：段階的なアプローチでキャリアを築く

あなたの状況を踏まえ、以下の３つの段階でキャリアプランを構築することをお勧めします。

ステップ１：自己理解を深める

まずは、自分自身について深く理解することが大切です。

強み・弱みの洗い出し：「得意ではない」と感じる分野でも、他の人と比べて「少しだけできる」「経験がある」という部分はないでしょうか？例えば、飲食バイトでの接客経験、TOEICの勉強を通して培われた英語学習の基礎、国文学科で培われた論理的思考力など、一見小さなことでも、あなたの強みになり得ます。これらの経験を振り返り、具体的なエピソードを書き出してみましょう。
興味関心の探求：「本が好きではない」と言いますが、特定のジャンルの本や、映画、音楽、ゲームなど、何かしら興味のあるものはあるはずです。その興味を掘り下げていくことで、意外な才能や適性を見つけることができるかもしれません。森鷗外への関心が少しあったとのことですので、その興味を起点に、歴史、文学、文化、芸術など、関連分野を探求してみるのも良いでしょう。興味関心を広げることで、将来のキャリアを考える幅も広がります。
価値観の明確化：あなたはなぜ大学に進学したのか、将来どのような人生を送りたいのか、どのような仕事に就きたいのか、じっくりと考えてみましょう。家族との関係や経済的な不安なども含め、あなたの価値観を整理することで、キャリアプランの方向性が明確になります。ワークショップに参加したり、キャリアカウンセラーに相談するのも有効です。

ステップ２：キャリアプランの策定

自己理解を深めた上で、具体的なキャリアプランを策定します。

理想のキャリア像を描く：将来どのような仕事に就きたいか、どのような働き方をしたいかを具体的にイメージしてみましょう。理想のキャリア像を描き、それを実現するためのステップを明確にしましょう。例えば、「安定した企業で働く」「クリエイティブな仕事をする」「海外で働く」など、具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
情報収集：興味のある業界や職種について、積極的に情報収集を行いましょう。企業のウェブサイト、業界誌、就職情報サイトなどを活用し、企業の事業内容、社風、待遇などを調べましょう。企業説明会やインターンシップに参加し、実際に社員と話をしてみるのも良いでしょう。
スキルアップ：キャリアプランを実現するために必要なスキルを洗い出し、習得を目指しましょう。TOEICの勉強は継続しつつ、プログラミング、デザイン、マーケティングなど、将来のキャリアに役立つスキルを学ぶことも検討しましょう。オンライン講座や専門学校などを活用し、効率的にスキルアップを目指しましょう。

ステップ３：行動計画の実行

キャリアプランを策定したら、具体的な行動計画を立て、実行に移しましょう。

目標設定：短期的な目標と長期的な目標を設定し、それぞれに具体的な行動計画を立てましょう。例えば、「今学期中にTOEIC○○点取得」「夏休みにインターンシップに参加」「秋学期までに卒論のテーマ決定」など、具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
行動記録：日々の行動を記録し、進捗状況を確認しましょう。記録することで、自分の成長を実感し、モチベーションを維持することができます。また、記録を見返すことで、改善点を見つけることもできます。
相談・支援：一人で抱え込まず、友人、家族、キャリアカウンセラー、大学のキャリアセンターなどに相談しましょう。相談することで、新たな視点を得たり、モチベーションを維持したりすることができます。また、大学のキャリアセンターでは、就職活動に関する様々な支援を受けることができます。

国文学科の強みを生かすキャリアパス

国文学科は就職に不利と言われることもありますが、それは誤解です。国文学科で培った読解力、分析力、表現力は、多くの職種で活かすことができます。例えば、編集者、ライター、翻訳家、広報、人事など、文章作成能力が求められる職種は数多くあります。また、歴史や文化に関する知識は、博物館や美術館などの文化施設でも役立ちます。

さらに、「森鷗外」への関心を活かすこともできます。その興味を深め、関連分野の研究や、歴史・文化に関する仕事に繋げることも可能です。

まとめ

あなたは今、人生の大きな岐路に立っています。しかし、それは同時に、自分自身を深く理解し、未来を切り開くチャンスでもあります。焦らず、一歩ずつ、自分らしいキャリアプランを築いていきましょう。

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