腰椎固定術を受けるべきか？37歳男性調理師が抱える手術への不安と、専門家のアドバイス
腰椎固定術を受けるべきか？37歳男性調理師が抱える手術への不安と、専門家のアドバイス
この記事は、腰椎固定術を受けるべきか悩んでいる37歳の男性調理師の方に向けて書かれています。過去のヘルニア手術後の再発、2人の医師の異なる意見、そして現在の症状の軽快といった複雑な状況の中で、手術への決断を迫られているあなたの不安を理解し、具体的なアドバイスを提供します。固定術のメリットとデメリット、他の選択肢、そして専門家への相談方法について掘り下げていきましょう。
腰椎固定術をこのまま受けて良いかわかりません。37歳男です。3年前に腰椎椎間板ヘルニアの摘出術を受けましたが半年程で同一箇所に再発しました。その後は普通に仕事(調理師)していましたが大体半年に１度のペースで腰下肢痛が起こりましたが１ヶ月もすれば軽快していました。
昨年１０月に再び腰下肢痛が起こり初めてブロック注射(仙骨硬膜外ブロック)を打ってもらいましたが１日程しか効果が無くブロック注射は1回だけでした。
その後なのですが１ヶ月半程で軽快し仕事復帰もしましたが約１０日で再発しました。
手術をしてくれた主治医が退職してしまい新しく担当してくれた医師からはタリージェを処方されましたが完全には良くならずヘルニア以外の原因が有るのかなと思い自宅からはかなり遠い所なのですが脊椎外科で有名な病院へ紹介状を書いて頂き受診しました。
そこの病院ではレントゲンを撮り(MRIは持参したので)言われたのが「腰椎の４番から仙椎の１番にかけ椎間板がほぼ水分を失ってダメになっている上に４番と５番にかけては不安定になっている、ヘルニア自体は神経をそんなに押している感じはしないから不安定性が原因でありこれらの箇所を固定した方が良い」そう言われました。
正直な話しそこまで深刻には考えていなかったのとこの年齢での固定術に頭が真っ白になったのと同時に今まで診て頂いていた医師が指摘しなかった所を詳しく説明してくれた事に感謝しこれで治るのならと思い手術を前向きに考えたいと言って帰宅しました。
今飲んでいる薬が新薬の為２週間分しか１度に処方出来ないので今まで掛かっていた病院宛に手紙をくれ遠くで通うのが大変なので手術まで薬の処方だけお願いしますとの事でしたので数日後に地元の今まで掛かっていた病院を受診しました。
その時に固定術をすると言った所その医師が焦ってレントゲンを撮らせて欲しいと言ってきたので承諾しました。その医師からはやはり椎間板がダメになっている話しはされず(以前のMRIを見て)レントゲンを見た所「不安定性が有ると言われたら有るけれどもこれ位ならヘルニア摘出と除圧だけで良いと思うが…」と言われました。(正直それなら早くレントゲン位撮って欲しかったです)
固定術後のリスクは以前から聞いていたのですが周りから「その年齢なら絶対に止めた方が良い、何ならもう一件病院行ったら」と言われました。更にこの２週間程で下肢痛がほぼ消え腰痛もコルセットさえしていればかなり軽快してきました。(たまに痛み止めは飲みますが)正直色んな意味で迷いが出てきました。
もしかしたらまた痛みが再発するかもしれないが痛みが軽快している今手術に踏み切るのに物凄く躊躇しているのと2人の医師の意見が完全に割れてしまった事(固定と非固定)等物凄く迷っています。(2人とも脊椎外科の専門医です)
実は明日二件目の病院で腰椎の造影検査や入院の検査が有るのですが物凄く悩んでいます。手術しなくて済むのならしたくない、仮にするにしても固定しなくて済むのなら固定したくない(将来的にはわかりませんが)本当に悩んでいます。
正直もう一件脊椎外科に行きたいのですが最初に掛かっていた地元の病院にはもう紹介状を書いて欲しいとは言えずかといって二件目の病院で書いてもらうわけにもいかず悩んでいます。
固定術を受けて良かった人や悪かった人のご意見を聞きたいです。宜しくお願いします。
1. 状況の整理：あなたの抱える問題点
まず、あなたの状況を整理しましょう。あなたは37歳の男性調理師で、3年前に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けましたが、再発を経験しました。その後、定期的に腰痛と下肢痛に悩まされ、最近では2人の専門医から異なる診断と治療法を提示されています。具体的には以下の点が問題となっています。
- 再発と症状の慢性化: ヘルニア再発後、症状が繰り返し起こり、日常生活に影響が出ています。調理師という職業柄、腰への負担も大きいと考えられます。
- 2人の医師の意見の相違: 一方の医師は腰椎固定術を推奨し、もう一方はヘルニア摘出と除圧を提案しています。この意見の相違が、あなたの決断を困難にしています。
- 手術への不安: 固定術のリスクや、手術後の生活への不安を感じています。特に、年齢的なことや、周囲からのアドバイスも、迷いを大きくしています。
- 現在の症状の軽快: 最近、症状が軽快しているため、手術に踏み切ることに躊躇しています。
- 今後の対応: 複数の病院を受診することの難しさ、そして、どの医師の意見を信じるべきか、どうすれば良いのか分からなくなっている。
2. 腰椎固定術とは？メリットとデメリットを理解する
腰椎固定術は、脊椎の不安定性を改善し、痛みを軽減するための手術です。しかし、手術にはメリットとデメリットがあり、それらを理解した上で決断することが重要です。
2-1. 腰椎固定術のメリット
- 痛みの軽減: 不安定な脊椎を固定することで、神経への圧迫や刺激が減り、痛みが軽減される可能性があります。
- 活動性の向上: 痛みが軽減することで、日常生活や仕事（調理師としての仕事など）への復帰がスムーズになることが期待できます。
- 脊椎の安定性の向上: 脊椎が安定することで、再発のリスクを減らすことができます。
2-2. 腰椎固定術のデメリットとリスク
- 可動域の制限: 固定された部分は動かなくなるため、腰の可動域が制限されます。
- 隣接椎間への負担増加: 固定された部分の隣の椎間板に負担がかかり、将来的に新たな問題を引き起こす可能性があります。
- 手術のリスク: 出血、感染、神経損傷などのリスクがあります。
- リハビリテーション: 手術後のリハビリテーションが必要となり、時間と労力がかかります。
- 仕事への影響: 調理師という職業柄、腰への負担が大きいため、手術後の仕事への復帰や、仕事内容の調整が必要になる場合があります。
3. 2人の医師の意見の違いを考察する
2人の医師の意見が異なる理由は、あなたの病状に対する解釈の違い、そして治療方針の違いによるものです。それぞれの意見を詳しく見ていきましょう。
3-1. 腰椎固定術を推奨する医師の意見
この医師は、椎間板の変性と脊椎の不安定性を重視しています。MRIなどの画像検査の結果から、椎間板が水分を失い、4番と5番の腰椎に不安定性が見られると診断しました。この不安定性が痛みの原因であると考え、固定術によって脊椎を安定させることを提案しています。
3-2. ヘルニア摘出と除圧を提案する医師の意見
この医師は、現在の症状が軽快していること、そしてMRIの画像から、ヘルニアが神経をそれほど圧迫していないことを重視しています。ヘルニア摘出と除圧によって、神経への圧迫を取り除き、症状の改善を目指すことを提案しています。
3-3. 意見の違いの背景にあるもの
医師の意見の違いは、病状の解釈の違いだけでなく、医師の専門性や経験、そして治療に対する考え方の違いにもよります。固定術は侵襲的な治療法であり、可動域の制限や隣接椎間への負担増加といったリスクを伴います。一方、ヘルニア摘出と除圧は、比較的低侵襲な治療法ですが、再発のリスクがあります。
4. 症状が軽快している場合の選択肢
現在、あなたの症状が軽快していることは、手術の決断を難しくしている要因の一つです。症状が軽快している場合、以下の選択肢を検討することができます。
4-1. 保存療法
保存療法は、手術以外の治療法のことです。具体的には、薬物療法、理学療法、装具療法などがあります。症状が軽快している場合は、これらの保存療法を継続し、症状の悪化を防ぐことを目指すことができます。
- 薬物療法: 痛み止めや神経系の薬などを使用して、痛みをコントロールします。
- 理学療法: 専門家の指導のもと、運動療法やリハビリテーションを行い、筋力強化や姿勢改善を目指します。
- 装具療法: コルセットなどの装具を使用して、腰への負担を軽減します。
4-2. 経過観察
症状が軽快している場合は、定期的な診察と検査を行い、症状の変化を注意深く観察することもできます。症状が悪化した場合に、手術などの治療を検討することができます。
4-3. セカンドオピニオンの取得
2人の医師の意見が異なる場合、他の専門医の意見を聞くことも有効です。セカンドオピニオンを得ることで、より客観的な情報を得ることができ、あなたの決断をサポートすることができます。
5. 専門家への相談と情報収集
あなたの状況を考えると、専門家への相談と情報収集が非常に重要です。具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。
5-1. セカンドオピニオンの重要性
2人の医師の意見が異なる場合、セカンドオピニオンは非常に有効な手段です。別の専門医に診てもらうことで、異なる視点からの診断や治療法を得ることができ、あなたの決断をサポートすることができます。セカンドオピニオンを得る際には、これまでの検査結果やMRIなどの画像データを持参し、現在の症状や不安を詳しく伝えるようにしましょう。
5-2. 信頼できる情報源の活用
インターネット上には、様々な情報が溢れていますが、信頼できる情報源を見つけることが重要です。医療機関のウェブサイト、専門医のブログ、信頼できる医療情報サイトなどを参考にしましょう。また、同じ病気を持つ人たちの体験談も、参考になることがあります。
5-3. 医師とのコミュニケーション
主治医とのコミュニケーションは、治療を進める上で非常に重要です。あなたの不安や疑問を率直に伝え、治療方針について詳しく説明してもらいましょう。納得のいくまで質問し、理解を深めることが大切です。
6. あなたの決断をサポートするために
最終的な決断をするのはあなた自身です。しかし、その決断をサポートするために、以下のステップを踏むことをおすすめします。
6-1. 症状と生活への影響を評価する
現在の症状が、あなたの日常生活や仕事（調理師としての仕事）にどの程度影響を与えているかを評価しましょう。痛みの程度、可動域の制限、仕事への影響などを具体的に把握することで、治療の必要性を判断することができます。
6-2. 治療法のリスクとメリットを比較検討する
各治療法のリスクとメリットを比較検討し、あなたの状況に最適な治療法を選択しましょう。手術の場合、固定術だけでなく、他の手術方法（例：内視鏡下手術など）も検討することができます。保存療法の場合、薬物療法、理学療法、装具療法など、様々な選択肢があります。
6-3. 専門医との相談とセカンドオピニオンの活用
専門医と相談し、あなたの病状や治療法について詳しく説明を受けましょう。可能であれば、セカンドオピニオンも取得し、複数の専門医の意見を聞くことで、より客観的な情報を得ることができます。
6-4. 最終的な決断
これらの情報を総合的に判断し、最終的な決断を下しましょう。決断に際しては、あなたの価値観や希望を重視し、後悔のない選択をすることが大切です。
あなたの状況は非常に複雑であり、手術を受けるかどうかは、非常に難しい決断です。しかし、専門家への相談、情報収集、そしてご自身の状況をしっかりと把握することで、より良い選択をすることができます。焦らず、じっくりと検討し、納得のいく決断をしてください。あなたの健康を心から願っています。
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