「ボーダー？それとも甘え？」境界性パーソナリティ障害の悩みを抱えるあなたが、自分らしく働くためのキャリア戦略
「ボーダー？それとも甘え？」境界性パーソナリティ障害の悩みを抱えるあなたが、自分らしく働くためのキャリア戦略
まず、ご相談ありがとうございます。18歳でフリーターをされているとのこと、これまでのご経験から様々な困難に直面されてきたことが伝わってきます。人間関係、仕事、恋愛…様々な場面で苦悩し、ご自身の状態について深く悩んでいらっしゃるのですね。ご自身の「立ち位置」を知りたいという率直な思い、そして「メンタルが弱い」という言葉から、ご自身の状態に対する不安や、周囲からの評価への恐れも感じられます。今回の記事では、あなたの抱える悩みに寄り添いながら、自分らしく働くためのキャリア戦略について、具体的なアドバイスをさせていただきます。
長文になりますが、失礼します。
境界性パーソナリティ障害の当事者、
または、それに精通している方に質問があります。
最近、自分自身がもしかしたらボーダーじゃないかと疑っています…
18歳男、現在はフリーターをやってます。
中学2年の頃から社交不安障害、視線恐怖症などの症状があり、
高校はそこそこの進学校に入学しましたが、
やはり人間関係でつまづき、
周囲には惜しまれつつ、1年で中退しました。
その後、心療内科にて社交不安障害、ADHDと軽度ASDと診断されました。
ここまでが、16歳くらいまでの経歴です。
それ以後も、人間関係はすごく辛かった記憶があります。
例えば、高校中退したあと、飲食店で接客の仕事をしてましたが、
失敗して、責められるのを異常に恐れるあまり、
いつも上司や先輩の顔色を伺っていました。
プレッシャーからくる強いストレスで、
仕事終わりは偏頭痛で寝込むことが多かったです。
（もともと器用な方ではないので、職能への自信のなさもありましたが）
ちなみに、そのバイトは1年働いた最後に、
溜まりに溜まった鬱憤を上司に吐き捨ててバックレました。
もう一つ代表的なのは恋愛関係です。
ある恋愛では、依存して、異常なくらいお互い好きになっていましたが、
ある日、振られたあとに、恥ずかしながらですが
ODしてウイスキー半分飲んで救急車で運ばれました、、、
振られる前も、見捨てられる不安、
いつこの恋愛が終わるかわからない不安は強かったです。
だから、彼女の不機嫌がすごく怖かったし、
彼女を怒らせて振られるのを恐れるあまり、
言動には細心の注意を払って、予防線を張っていました。
代表的なのはこのくらいですが、
有名大学に受からないと確信した瞬間、受験そのものを放棄したり（白黒思考？）など、
ほかにも小さいことは今までいろいろありました。
育った家庭環境は機能不全家庭に当てはまっています。
普段はリスカとか物質依存は全くないです。
強いて言うなら人間関係依存症です。
かなりの寂しがりで、
周囲に人がいないと孤独感、寂しさ、虚しさは強いです。
あと、繊細で臆病です。
それでも一人を強いられる状況なので、
毎日、ただ生きてるだけでエネルギーを要します。
それに、仮に人間関係を築けたとしても、
その人を過信するあまり、知らず知らずに利用されたりなど、
全員とは言わないけど、かなりの割合で不健康な関係になることが多いです。
かなりグダグダ長く書きましたが、
ここまで読んでいただきありがとうございます。
自分は、ボーダーですかね？
それとも、そこまで重症ではないですかね？
自分の立ち位置が知りたいです。
まあ、それなら医者に診察してもらえって話ですが…
回答よろしくお願いします。
※マジでメンタル弱いので、誹謗中傷だけは辞めてください。
1. 境界性パーソナリティ障害（BPD）について理解を深める
まず、ご自身の状態について「ボーダー（境界性パーソナリティ障害）」ではないかと疑われているとのことですが、診断は専門家によるものであり、ここでは確定的なことは言えません。しかし、ご自身の状態を理解しようとすることは非常に大切です。BPDは、対人関係、自己イメージ、感情の不安定さ、衝動性などが特徴的な精神疾患です。具体的には、以下のような症状が見られることがあります。
- 対人関係の不安定さ: 理想化とこき下ろしの両極端な感情を抱きやすい。見捨てられ不安が強く、関係が途絶えることを恐れる。
- 自己イメージの不安定さ: 自分が何者なのか分からなくなる、自己肯定感が低い。
- 感情の不安定さ: 怒り、不安、落ち込みなどの感情が激しく変動し、持続時間が短い。
- 衝動的な行動: 浪費、性的行動、薬物乱用、無謀な運転など、自己を傷つける可能性のある行動をとることがある。
- 自傷行為や自殺企図: 感情のコントロールが難しく、自傷行為や自殺企図に及ぶことがある。
- 空虚感: 常に空虚感を感じ、それを埋めようとする。
ご相談内容を拝見すると、人間関係での苦しみ、感情の波、見捨てられ不安、自己肯定感の低さなど、BPDに見られる特徴と重なる部分があります。しかし、これらの症状は、他の精神疾患や、生育環境、性格特性などによっても現れる可能性があります。ご自身の状態を正確に把握するためには、専門医の診断を受けることが不可欠です。
2. 精神科医への相談と診断の重要性
「医者に診察してもらえって話ですが…」と、専門家への相談の重要性を理解されていること、素晴らしいと思います。精神科医や、臨床心理士などの専門家は、あなたの抱える問題について、詳細な問診や心理検査を通して、正確な診断を行います。診断を受けることで、ご自身の状態を客観的に理解し、適切な治療やサポートを受けることができます。
専門家への相談のメリット
- 正確な診断: 専門的な知識と経験を持つ医師が、あなたの症状を詳細に評価し、適切な診断を行います。
- 適切な治療: 診断に基づいて、薬物療法、精神療法（認知行動療法、弁証法的行動療法など）、カウンセリングなど、あなたに合った治療法を提案します。
- サポート体制の構築: 家族や周囲の人々への説明、支援体制の構築、就労支援など、多角的なサポートを受けることができます。
- 自己理解の深化: 専門家との対話を通して、ご自身の感情や行動のパターンを理解し、自己肯定感を高めることができます。
精神科への受診は、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、問題を解決するための第一歩です。もし、受診に抵抗がある場合は、信頼できる人に相談したり、精神科医の情報を集めたりするなど、準備を整えてから受診することをおすすめします。
3. 転職活動における自己分析と強みの発見
フリーターとして現在活動されているとのことですが、転職を考えるにあたって、まずは自己分析から始めましょう。自己分析は、あなたの強み、弱み、興味、価値観などを理解し、自分に合った仕事を見つけるための重要なプロセスです。ご自身の経験や、これまでの悩みを通して、自己分析を進めていきましょう。
自己分析のステップ
- これまでの経験の棚卸し: 高校中退、飲食店でのバイト経験、恋愛経験など、これまでの経験を具体的に書き出します。それぞれの経験から、何を得て、何に苦労したのかを振り返ります。
- 強みと弱みの発見: 経験を振り返りながら、ご自身の強みと弱みを具体的に洗い出します。例えば、「繊細さ」は、相手の気持ちを理解し、共感できるという強みにもなりえます。一方で、「臆病さ」は、新しいことに挑戦する際の障壁になるかもしれません。
- 興味と価値観の明確化: どんなことに興味があるのか、どんな価値観を大切にしているのかを考えます。仕事を選ぶ上で、興味や価値観に合致することは、モチベーションを維持し、長く働き続けるために重要です。
- 自己PRの作成: 自己分析の結果をもとに、自己PRを作成します。あなたの強みや、これまでの経験を通して得たものを、具体的にアピールできるようにします。
自己分析を通して、ご自身の強みを発見し、それを活かせる仕事を探すことが重要です。例えば、人の気持ちを理解し、共感できるという強みは、接客業や、カウンセリング、福祉関係の仕事で活かせる可能性があります。また、これまでの経験から、苦手なこと、避けるべきことが明確になることもあります。自己分析は、転職活動だけでなく、今後のキャリアを考える上でも役立ちます。
4. 転職活動における具体的な対策
自己分析が終わったら、いよいよ転職活動です。ここでは、具体的な対策について説明します。
求人情報の収集
まずは、求人情報を集めることから始めましょう。求人サイト、転職エージェント、ハローワークなどを活用し、あなたの興味やスキルに合った求人を探します。BPDの傾向がある場合、対人関係が良好な職場環境、過度なプレッシャーがかからない仕事を選ぶことが重要です。例えば、以下のような職種が考えられます。
- 事務職: 比較的、人間関係が穏やかで、ルーティンワークが多い。
- ITエンジニア: 技術力があれば、人間関係に煩わされることなく、自分のペースで仕事ができる。
- クリエイティブ職: 自分の感性を活かして、表現する仕事。
- 福祉関係: 人を支える仕事を通して、自己肯定感を高めることができる。
- 在宅ワーク: 人間関係のストレスを軽減し、自分のペースで仕事ができる。
応募書類の作成
応募書類（履歴書、職務経歴書、エントリーシート）は、あなたの魅力を伝えるための重要なツールです。自己分析の結果をもとに、あなたの強みや、これまでの経験を通して得たものを具体的にアピールしましょう。特に、職務経歴書では、これまでの仕事内容や、そこで得たスキルを具体的に記述し、あなたの能力を客観的に示せるようにしましょう。また、自己PRでは、あなたの個性や、仕事に対する意欲を伝えることが重要です。
面接対策
面接では、あなたの人間性や、仕事への適性を見られます。面接対策として、自己紹介、志望動機、自己PRなどを事前に練習しておきましょう。また、想定される質問への回答を準備しておくことも重要です。面接では、あなたの誠実さや、コミュニケーション能力をアピールすることが大切です。面接官の質問に対して、正直に、具体的に答えるように心がけましょう。
面接で伝えるべきこと
- 自己理解: 自分の強みと弱みを理解し、それを踏まえて、どのように仕事に取り組みたいかを伝える。
- 仕事への意欲: なぜその仕事に興味があるのか、どんな貢献をしたいのかを具体的に伝える。
- 困難への対応力: 過去の経験から、困難にどのように立ち向かい、乗り越えてきたかを伝える。
- コミュニケーション能力: 相手の質問に的確に答え、自分の考えを分かりやすく伝える。
面接で避けるべきこと
- ネガティブな発言: 過去の失敗や、人間関係のトラブルについて、過度に話さない。
- 嘘をつくこと: 自分の能力や経験を偽って伝えない。
- 無責任な発言: 仕事に対する責任感がないように思われる発言をしない。
- 不適切な態度: 面接官に対して、失礼な態度をとらない。
5. 職場での人間関係構築とメンタルヘルスケア
転職後、新しい職場で働く上で、人間関係の構築は非常に重要です。BPDの傾向がある場合、人間関係で悩みやすいかもしれませんが、以下の点に注意することで、良好な関係を築きやすくなります。
良好な人間関係を築くためのポイント
- オープンなコミュニケーション: 自分の気持ちや考えを、正直に伝えるように心がけましょう。ただし、感情的になりすぎないように注意が必要です。
- 傾聴の姿勢: 相手の話をよく聞き、共感する姿勢を示しましょう。
- 適切な距離感: 相手との距離感を適切に保ち、依存しすぎないように注意しましょう。
- 境界線の設定: 自分のテリトリーを守り、無理な要求は断る勇気を持ちましょう。
- 困ったときの相談: 困ったことがあれば、信頼できる人に相談しましょう。
メンタルヘルスケアの重要性
仕事をする上で、ストレスを感じることは避けられません。BPDの傾向がある場合、ストレスの影響を受けやすく、感情が不安定になりやすいかもしれません。メンタルヘルスケアを行い、心身の健康を保つことが重要です。
具体的なメンタルヘルスケアの方法
- 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことをして、気分転換を図りましょう。
- 運動: 適度な運動は、ストレス解消に効果的です。
- 瞑想: 瞑想は、心の安定に役立ちます。
- 専門家への相談: 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。
もし、職場で人間関係や仕事内容で悩んだ場合は、一人で抱え込まず、上司や同僚、人事担当者、または専門家（精神科医、カウンセラー）に相談しましょう。相談することで、問題解決の糸口が見つかることもありますし、精神的な負担を軽減することもできます。
6. 継続的な自己成長とキャリアプラン
転職は、あくまでもスタート地点です。自分らしく働き続けるためには、継続的な自己成長が不可欠です。BPDの傾向がある場合、自己肯定感が低く、自信を失いやすいかもしれませんが、小さな成功体験を積み重ねることで、自信を育むことができます。
自己成長のための具体的な方法
- 目標設定: 具体的な目標を設定し、達成に向けて努力することで、自己肯定感を高めることができます。
- スキルアップ: 仕事に必要なスキルを習得し、専門性を高めることで、自信につながります。
- 学び続ける姿勢: 常に新しい知識や情報を吸収し、自己成長を続けることが重要です。
- フィードバックの活用: 周囲からのフィードバックを受け入れ、改善点を見つけることで、成長を加速させることができます。
- セルフケア: ストレスをためないように、自分なりのセルフケア方法を見つけましょう。
キャリアプランの構築
自己成長と並行して、キャリアプランを立てましょう。あなたの興味や価値観、強みを活かせるキャリアパスを考え、将来の目標を設定します。キャリアプランを立てることで、モチベーションを維持し、目標達成に向けて努力することができます。
BPDの傾向がある場合、キャリアプランを立てることが難しいと感じるかもしれませんが、焦らずに、自分のペースで進めていきましょう。専門家（キャリアコンサルタント、カウンセラー）に相談することも有効です。あなたの強みや、興味、価値観を考慮し、あなたに合ったキャリアプランを一緒に考えてくれます。
7. まとめ：自分らしい働き方を見つけるために
今回の記事では、境界性パーソナリティ障害（BPD）の可能性を疑い、今後のキャリアについて悩んでいるあなたに向けて、自分らしく働くためのキャリア戦略について解説しました。重要なのは、
- 専門家への相談: 精神科医の診断を受け、適切な治療やサポートを受けること。
- 自己分析: 自分の強み、弱み、興味、価値観を理解し、自分に合った仕事を見つけること。
- 具体的な対策: 求人情報の収集、応募書類の作成、面接対策など、転職活動を具体的に進めること。
- 人間関係構築とメンタルヘルスケア: 職場での人間関係を良好に保ち、メンタルヘルスケアを行うこと。
- 継続的な自己成長とキャリアプラン: 自己成長を続け、自分らしいキャリアプランを構築すること。
です。あなたの抱える悩みは、決して特別なものではありません。多くの人が、仕事やキャリアについて悩み、模索しています。あなたのペースで、一つずつ課題をクリアし、自分らしい働き方を見つけていきましょう。応援しています。
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