飲食バイトでのパワハラ？36歳派遣社員との対峙と、あなたらしいキャリアの築き方
飲食バイトでのパワハラ？36歳派遣社員との対峙と、あなたらしいキャリアの築き方
この記事では、飲食販売店でアルバイトをしている大学4年生の方からのご相談にお答えします。36歳の派遣社員（のようなフリーター）からのパワハラのような言動に精神的な苦痛を感じているとのこと。この状況を乗り越え、あなたがより良いキャリアを築くための具体的なアドバイスを提供します。パワハラ問題への対処法だけでなく、今後のキャリアプランについても一緒に考えていきましょう。
長文で申し訳ありません。宜しくお願いします。
飲食販売店でアルバイトをしている大学4年生です。
現在、3月から私の店舗に異動してきた36歳の男性派遣社員(の様なフリーター)にパワハラの様な言動を受けており精神的に参ってます。
派遣男性が異動してきたばかりの頃は、雰囲気も明るく、自慢話が多いけれど話しかけてもくれ、とてもいい人だなと思っていました。
しかし最近は、他のバイトや主婦さんは褒めてばかりなのに、私に対してだけ「何でそういう事やるの？」「だめだな」等、貶す言葉ばかりを掛けてくる様になりました。
態度の差に落ち込んだりもしましたが、他のバイト仲間や店長が良い方なので辞めずに頑張っていました。
しかし先日、いつもの様に自分の持ち場のクローズ作業を行い、派遣男性の持ち場の掃除も行っていたのですが、(派遣男性は当たり前の様に私に自分の持ち場の掃除をやらせます)
私がレジ締めを行なっていた最中、その派遣男性が笑い始めたので、「どうしたんですか？」と私が聞きました。
すると、派遣男性が「何をそんなに焦ってるの？」と言ってきたんです。
私は今まで仕事を教えてくれてた人から、徐々に早く締め作業が出来る様に頑張ってと言われていたので、しっかりと確認作業を行いながらも、なるべく早くを意識してレジ締めを行なっていました。
確かに焦ってる様に見えたのかもと思い、「焦ってないですけど、そんな風に見えましたか？」と聞くと、「もっとゆっくりやって」と言われました。
疑問に思いつつも少しゆっくりめにレジ締めを終え、しかしまだ派遣男性がゴミ変え等行なっていたので、最終チェック業務を行おうとしました。
その時、急に派遣男性に「もう帰って良いよ」と静かに怒った様に言われました。
訳が分からず呆然としていると、「早く帰りたいからそんな焦ってるんでしょ？だったら上がっていいよ」と念を押す様に言われました。
私が締め作業を早く行なっているのは、早く帰りたいもありますが、他のバイトの子達も同じ思いで早くやっていたからだし、ゆっくりやっていると人件費がかさむからと思っての行動でした。
それなのにそんな事を言われ、「そんな事思ってないです。」と言い返しましたが、「仕事が雑なんだよね」と言われ、私がやった掃除をやり直し始めました。
私はずっと掃除はしっかりとやっていた自信がありましたし、私の掃除に店長も他のバイトの子も注意することなんて今までありませんでした。
しかし曲げずに、「ではこの掃除はもっとどうやれば良いんですか？」と聞いたところ、「自分で考えて」と突き返されてしまいました。
その後も「早くやろうなんて仕事の観念がズレてる」「こっちまで焦るんだよな」等と永遠に言われ、最近の心無い言動も合間って正直泣き出しそうな気分でした。
何とか堪えて「すみません今後気をつけます」と返事したところ、「え、へこんでんじゃんwww」とバカにした様に笑われました。
その日は本当に悔しくて堪らず、涙が止まらなくてあまりの嫌がらせの積み重ねにより精神的に参り、過呼吸にもなりました。
これはパワハラに入るのでしょうか。
それとも私の努力が足りないだけなのでしょうか。
今までのバイト仲間や店長には、指摘された所はきちんと直し、最近は注意されることもなく頑張ってるねと言われていただけに、かなりショックです。
どなたか対応策等教えていただけますと幸いです。
1. パワハラかどうかの判断と、現状の整理
ご相談の内容を拝見すると、非常に辛い状況であることが伝わってきます。まず、今回の出来事が「パワハラ」に該当するかどうかを判断するために、いくつかのポイントを整理しましょう。
1-1. パワハラの定義と判断基準
パワハラとは、職場で、優位な立場を利用して、相手に精神的・肉体的な苦痛を与える行為を指します。具体的には、以下の要素が重要になります。
- 優位性の利用: 加害者が、被害者に対して、上司や先輩、または経験年数など、何らかの優位な立場を利用していること。
- 言動の過度性: 社会通念上、許容される範囲を超えた言動が行われていること。人格否定、侮辱、暴言などが含まれます。
- 就業環境の悪化: パワハラによって、被害者の就業意欲が低下したり、精神的な健康を害したりするなど、職場環境が悪化していること。
今回のケースでは、派遣社員の男性が、あなたに対して一方的に否定的な言葉を投げかけ、あなたの努力を認めない言動を繰り返しています。また、レジ締め作業について、あなたの意図を理解しようとせず、一方的に非難している点も問題です。さらに、あなたの掃除をやり直しさせたり、「へこんでんじゃんwww」と嘲笑する行為は、明らかに不適切です。
1-2. 現状の整理
ご相談内容を整理すると、以下の点が問題点として挙げられます。
- 一方的な非難: 36歳の派遣社員男性が、あなたに対して一方的に否定的な言葉を使い、人格を否定するような発言をしている。
- 不当な評価: あなたの仕事ぶりを正当に評価せず、掃除のやり直しを命じるなど、不当な評価をしている。
- 精神的苦痛: これらの言動によって、あなたは精神的な苦痛を感じ、過呼吸になるほどのストレスを受けている。
- 就業意欲の低下: このような状況が続けば、あなたの就業意欲が低下し、アルバイトを続けることが困難になる可能性がある。
これらの点を総合的に考えると、今回のケースはパワハラに該当する可能性が高いと言えます。
2. パワハラへの具体的な対応策
パワハラに苦しんでいる場合、一人で抱え込まず、適切な対応を取ることが重要です。ここでは、具体的な対応策をステップごとに解説します。
2-1. 証拠の収集
パワハラ問題に対処するためには、証拠の収集が不可欠です。証拠があれば、事実関係を客観的に証明し、問題を解決するための交渉や、法的手段を講じる際に役立ちます。
- 記録: パワハラの内容、日時、場所、加害者の言動を詳細に記録します。メモ、日記、またはスマートフォンアプリなどを活用しましょう。
- 録音: 可能であれば、加害者の言動を録音します。ただし、録音する際には、相手に無断で行うことが違法とならない範囲で行いましょう。
- メールやメッセージ: 加害者との間でやり取りしたメールやメッセージを保存します。
- 目撃者の証言: 他のバイト仲間や店長など、目撃者の証言を得られるように、協力をお願いしましょう。
2-2. 相談と報告
一人で悩まず、信頼できる人に相談し、問題を報告しましょう。相談先としては、以下の選択肢があります。
- 店長や上司: まずは、店長や上司に相談し、状況を説明しましょう。彼らが適切な対応をしてくれる可能性があります。
- 同僚や友人: 信頼できる同僚や友人に相談し、気持ちを共有しましょう。
- 労働組合: 労働組合がある場合は、相談してみましょう。労働組合は、労働者の権利を守るために、様々なサポートを提供してくれます。
- 外部の相談窓口: 専門家への相談も検討しましょう。
相談する際には、収集した証拠を提示し、具体的に何が問題なのかを伝えましょう。
2-3. 会社への正式な報告と対応の要求
店長や上司に相談しても、状況が改善しない場合は、会社に正式な報告を行い、適切な対応を要求しましょう。報告は、書面で行うことが望ましいです。書面には、以下の内容を記載します。
- 事実関係: パワハラの内容、日時、場所、加害者の言動を具体的に記載します。
- 証拠: 収集した証拠を添付します。
- 要求: 加害者との面談、注意喚起、配置転換など、会社に求める対応を具体的に記載します。
- 署名と捺印: 報告書には、あなたの署名と捺印をします。
会社は、パワハラを放置した場合、法的責任を問われる可能性があります。そのため、会社は、あなたからの報告を受け、真摯に対応する義務があります。
2-4. 専門家への相談
会社が適切な対応をしてくれない場合や、問題が複雑な場合は、専門家への相談を検討しましょう。専門家には、弁護士、労働問題に詳しい社会保険労務士、カウンセラーなどがいます。専門家は、あなたの状況を客観的に分析し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
弁護士に相談すれば、法的手段（訴訟など）を検討することもできます。労働問題に詳しい社会保険労務士に相談すれば、会社との交渉をサポートしてもらえます。カウンセラーに相談すれば、精神的なサポートを受けることができます。
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2-5. 退職という選択肢
様々な対応策を試みても、状況が改善しない場合は、退職という選択肢も検討しましょう。あなたの心身の健康を守ることが最優先です。退職する際には、以下の点に注意しましょう。
- 退職理由: パワハラが原因であることを明確に伝えましょう。
- 退職時期: 会社との間で、退職時期について合意しましょう。
- 退職後の手続き: 失業保険の申請など、退職後の手続きについて確認しましょう。
退職する前に、専門家（弁護士など）に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。
3. 現状を乗り越え、キャリアアップを目指すために
パワハラという困難な状況を乗り越えることは、容易ではありません。しかし、この経験を糧に、あなたのキャリアをより良い方向に進めることも可能です。ここでは、現状を乗り越え、キャリアアップを目指すための具体的な方法を解説します。
3-1. 自己分析と目標設定
まずは、自己分析を行い、あなたの強みや弱み、興味や関心、価値観などを明確にしましょう。自己分析を通して、あなた自身の「キャリアの軸」を見つけ出すことが重要です。
- 強みと弱みの把握: 過去の経験を振り返り、得意なこと、苦手なことを洗い出します。
- 興味と関心の明確化: どんなことに興味があり、どんなことをやりたいのかを考えます。
- 価値観の特定: 仕事を通じて、何を大切にしたいのか（例：成長、貢献、自由など）を明確にします。
- 目標設定: 自己分析の結果を踏まえ、具体的なキャリア目標を設定します。目標は、短期的なものと長期的なものを設定し、段階的に達成していくようにしましょう。
3-2. スキルアップと経験の積み重ね
目標達成に向けて、必要なスキルを習得し、経験を積み重ねていくことが重要です。
- スキルの棚卸し: 現在持っているスキルを整理し、不足しているスキルを明確にします。
- 学習計画の策定: スキルアップのための具体的な学習計画を立てます。
- 資格取得: 関連する資格を取得することで、スキルの証明になります。
- OJT（On-the-Job Training）: 実際の業務を通して、スキルを磨きます。
- Off-JT（Off-the-Job Training）: 研修やセミナーに参加し、知識やスキルを習得します。
- 経験の言語化: 経験を振り返り、具体的に何ができるようになったのか、どんな成果を上げたのかを言語化します。
3-3. 飲食バイト経験を活かしたキャリアプラン
飲食バイトでの経験は、様々なスキルを磨く貴重な機会です。接客スキル、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワークなど、多くの職場で求められるスキルを習得できます。この経験を活かして、以下のようなキャリアプランを検討できます。
- 接客・サービス業への就職: 飲食業界だけでなく、ホテル、アパレル、小売業など、接客・サービス業全般で、あなたの経験を活かすことができます。
- マネジメント職へのキャリアアップ: バイトリーダーや、将来的に店長を目指すことで、マネジメントスキルを磨き、キャリアアップを目指すことができます。
- 独立・起業: 将来的には、飲食店のオーナーや、関連する事業を立ち上げることも可能です。
- 異業種への転職: 接客スキル、コミュニケーション能力、問題解決能力などは、様々な業種で活かせるスキルです。IT、営業、事務職など、あなたの興味や関心に合わせて、異業種への転職も検討できます。
3-4. ポジティブなマインドセットの維持
困難な状況に直面すると、ネガティブな感情に陥りがちです。しかし、ポジティブなマインドセットを維持することで、困難を乗り越え、成長することができます。
- 自己肯定感を高める: 自分の良いところを認め、自信を持つようにしましょう。
- 目標を明確にする: 目標を明確にすることで、モチベーションを維持し、前向きに行動することができます。
- 成功体験を積み重ねる: 小さな成功体験を積み重ねることで、自信を深めることができます。
- 周囲のサポートを活用する: 家族、友人、同僚など、周囲の人々のサポートを活用しましょう。
- 休息とリフレッシュ: 十分な休息を取り、心身ともにリフレッシュする時間を作りましょう。
4. まとめ：あなたらしいキャリアを築くために
今回の相談内容から、あなたは非常に辛い経験をされていることが伝わってきます。しかし、この経験を乗り越え、あなた自身の成長につなげることができます。パワハラ問題への適切な対応と、自己分析、スキルアップ、キャリアプランの検討を通じて、あなたらしいキャリアを築いていきましょう。
まずは、現状を整理し、証拠の収集や相談などの具体的な行動を起こすことから始めてください。そして、あなたの心と体を守りながら、前向きにキャリアを切り開いていくことを願っています。
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