上司の嫌がらせに限界…高卒6年目の会社員がキャリアを考える
上司の嫌がらせに限界…高卒6年目の会社員がキャリアを考える
長年勤めてきた会社で、上司からの嫌がらせに悩んでいるあなたへ。今の状況から抜け出し、自分らしいキャリアを築くために、一緒に考えていきましょう。
上司ならなんでもありなんでしょうか?
高校を卒業して6年、ずっと現在の会社に勤めています。最近、もう転職してもいいかなと思うようになってきました。高卒で何の取り柄もない私を雇ってくれた社長には感謝していますが、上司の嫌がらせに限界が近づいてきました。
簡潔に記載すると、こんな感じです。
- 日報を書き換えられる。残業の記録を消されます。それぞれのパソコンで日報を書き込むのですが、私だけ減らされている事が過去に何度かありました。上司に何故そうされるのか聞きにいくと、私だけ残業が多いとおかしいから、と。ですが、終わらない仕事を入れるのは上司です。休日出勤や残業+徹夜でやっと終わらせても、消されたら残業手当も付かないし、消される理由がよく分かりません。他の部署の人に聞いてみても、そんな事をされた方は居ないようです。
- 部署の全員に業務が進んでいるか聞いて回るのは、私だけ聞かれない。おそらく、私が気が強いのもあると思うのですが(笑)、他の社員に聞いて回っても、私だけ聞かれません。私はなるべく上司と話したくないので、それでもいいのですが、業務が遅れているのをいちいち言いに行くのが私だけなので、数日に1回上司のものに行くのも嫌ですし、周りから私が文句言ってるように見えると思われるのが嫌です。
- 会社の飲み会の不参加を何で?と聞いてくる。ほとんど仕事が終わらないので行けないのですが、課長クラスの人に俺が怒られるんだけど、と言ってきます。翌日提出の仕事をよく前日に入れられるので、仕方なく行けないのですが、飲み会の時に、「○○さん(私)はコミュニケーションを取ろうとしないから困る」と言っていたそうです。仕事が無いなら全然行くのに・・・。
- 大晦日や大型連休も、何故か私だけ出社している。これは毎年の事なので慣れましたが、大型連休の前には決まって大きな仕事が入ります。毎年連休ではなく、ただの休みです。
私の部署は女性が多いのですが、私の前にはMさんが同じような状況だったそうです。その方はノイローゼになって入院し、退職しました。どうやら、1人の人間をいじめ?というか嫌がらせしないと気がすまないようです。
私の思いこみでしょうか?6年頑張ってきましたが、もう25になりますし、ずっとこの会社に勤めるつもりもないので、他の仕事の資格を取ったりしようと思います。
私の考えは、甘いでしょうか。
ちなみに高校時から、体重が15キロ以上減りました。
6年間も同じ会社で働き、上司からの理不尽な対応に苦しみ、心身ともに疲弊している状況、大変お辛いですね。あなたの置かれている状況は、決して「甘い」ものではありません。むしろ、これ以上我慢し続けることが、心身の健康を損なうリスクを高めてしまう可能性があります。
今回の記事では、あなたの抱える問題が単なる個人的なものではなく、多くの人が経験する可能性のある問題であることを理解していただき、その上で、現状を打破するための具体的な選択肢を提示します。具体的には、
- 上司の嫌がらせに対する法的・倫理的な観点からの考察
- 現在の会社でキャリアアップを目指す方法
- 転職を視野に入れた場合の、多様な働き方(アルバイト、パート、フリーランス、副業など)の選択肢
- 資格取得やスキルアップによるキャリア形成
これらのテーマについて、比較検討しながら、あなたの状況に最適な解決策を見つけるためのヒントを提供します。
1. 上司の嫌がらせは「あり」なのか?法的・倫理的観点から
まず、あなたが直面している問題が、法的に、倫理的に見て「あり」なのかどうかを明確にしておきましょう。あなたの抱える問題は、
- 不当な労働条件の強要:残業代未払い、不必要な休日出勤の強要
- ハラスメント:精神的な嫌がらせ、孤立させる行為
に該当する可能性があります。これらの行為は、労働基準法やその他の関連法規に違反する可能性があり、決して「あり」ではありません。
具体的に見ていきましょう。
1-1. 残業代未払いは違法行為
あなたのケースでは、残業時間をごまかされ、残業代が支払われないという状況が起きています。これは、労働基準法37条に違反する可能性のある違法行為です。会社は、労働者が法定労働時間を超えて労働した場合、割増賃金を支払う義務があります。証拠となるもの(日報、メールのやり取り、タイムカードなど)を保管し、弁護士や労働基準監督署に相談することで、未払い賃金の請求や、是正勧告を求めることができます。
1-2. 精神的な嫌がらせもハラスメント
日報の書き換え、業務に関する情報共有の制限、飲み会への不参加を責める言動などは、精神的な嫌がらせと見なされる可能性があります。これは、パワーハラスメント(パワハラ)に該当する可能性があり、労働者の尊厳を傷つけ、就業環境を悪化させる行為として、問題視されています。証拠を集め、社内の相談窓口や、外部の専門機関に相談することが重要です。
1-3. 証拠の収集と記録の重要性
これらの問題に対処するためには、証拠の収集が不可欠です。具体的には、
- 日報や業務記録:改ざんされた記録と、本来の記録を比較できる形で保存する。
- メールやチャットの履歴:上司とのやり取り、業務指示、嫌がらせの内容がわかるものを保存する。
- 写真や動画:必要に応じて、証拠となるものを記録する。
- 同僚の証言:可能であれば、同僚に協力してもらい、証言を得る。
これらの証拠は、今後の交渉や法的手段を取る際に、非常に重要な役割を果たします。記録をつけ、証拠を保全することは、あなたの権利を守るための第一歩です。
2. 現状を変えるためにできること:社内でのキャリアアップと問題解決
会社を辞める前に、まだできることがあります。それは、社内でキャリアアップを目指し、問題解決を試みることです。あなたの経験とスキルを活かし、より良い環境で働くための具体的な方法を検討しましょう。
2-1. 上司とのコミュニケーション改善
上司との関係性が悪い場合、まずはコミュニケーションの改善を試みましょう。具体的には、
- 客観的な事実を伝える:感情的にならず、事実に基づいた説明を心がける。「〇〇の業務について、〇〇の指示で〇時間残業しましたが、日報では〇時間と記録されています」など、具体的な事実を伝える。
- 問題解決への協力を求める:「残業代が支払われないと、生活が苦しくなります。どのようにすれば、正しく残業代を支払ってもらえるのでしょうか」など、具体的な問題解決への協力を求める。
- 第三者を交えた話し合い:必要であれば、人事部や上司の上司など、第三者を交えて話し合う。
これらのコミュニケーションを通じて、上司の考えを理解し、あなたの置かれている状況を理解してもらう努力をしましょう。ただし、相手が聞く耳を持たない場合や、改善が見られない場合は、次のステップに進む必要があります。
2-2. 異動の検討
現在の部署での問題が解決しない場合、異動を検討することも有効な手段です。社内の他の部署で、あなたのスキルや経験を活かせる場所がないかを探しましょう。人事部に相談し、異動の可能性について話し合ってみましょう。
異動を希望する際には、
- 異動したい理由を明確にする:現在の部署での問題点、異動することで得られるメリットなどを具体的に説明する。
- 希望する部署の業務内容を理解する:異動先の部署の業務内容を事前に調べ、自分のスキルや経験が活かせるかどうかを確認する。
- 異動後のキャリアプランを考える:異動後のキャリアプランを具体的に考え、人事部に伝える。
これらの準備をすることで、異動の実現可能性を高めることができます。
2-3. 相談窓口の活用
社内に相談窓口がある場合は、積極的に活用しましょう。人事部や、社内のハラスメント相談窓口などに相談し、問題解決に向けたアドバイスやサポートを受けましょう。相談内容によっては、匿名での相談も可能です。
相談する際には、
- 事実を正確に伝える:感情的にならず、客観的な事実を伝える。
- 証拠を提示する:証拠となる資料(メール、日報、記録など)を提示する。
- 解決策を求める:どのような解決策を求めているのかを明確に伝える。
これらの準備をすることで、相談窓口の効果を最大限に引き出すことができます。
3. 転職という選択肢:多様な働き方とキャリアプラン
社内での問題解決が難しい場合、転職という選択肢も視野に入れるべきです。あなたの経験やスキルを活かせる、より良い環境は必ずあります。転職を検討する際には、多様な働き方や、将来のキャリアプランを考慮することが重要です。
3-1. 転職活動の準備
転職活動を始める前に、しっかりと準備をしましょう。具体的には、
- 自己分析:自分の強み、弱み、興味のあること、キャリアプランなどを明確にする。
- 情報収集:転職サイト、転職エージェント、企業のウェブサイトなどを活用し、求人情報を収集する。
- 履歴書・職務経歴書の作成:自分の経験やスキルを効果的にアピールできる履歴書と職務経歴書を作成する。
- 面接対策:企業の求める人物像を理解し、面接での受け答えを練習する。
これらの準備をすることで、転職活動をスムーズに進めることができます。
3-2. 多様な働き方の選択肢
転職先を探す際には、正社員だけでなく、多様な働き方も検討してみましょう。あなたのライフスタイルやキャリアプランに合わせて、最適な働き方を選ぶことができます。
- 正社員:安定した収入と福利厚生を求める場合に適しています。
- 契約社員:特定の期間、特定の業務に従事する働き方です。
- 派遣社員:派遣会社に登録し、派遣先の企業で働く働き方です。
- アルバイト・パート:自分の都合に合わせて働くことができます。
- フリーランス:自分のスキルを活かして、自由に仕事をする働き方です。
- 副業:本業を持ちながら、別の仕事をする働き方です。
それぞれの働き方には、メリットとデメリットがあります。あなたの状況に合わせて、最適な働き方を選びましょう。
3-3. キャリアプランの構築
転職を機に、将来のキャリアプランを具体的に考えてみましょう。あなたの目標とするキャリアを実現するために、
- 目標設定:将来的にどのような仕事に就きたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを明確にする。
- スキルアップ:目標達成に必要なスキルを特定し、学習計画を立てる。
- 資格取得:キャリアアップに役立つ資格を取得する。
- 人脈形成:業界関係者とのつながりを築き、情報交換を行う。
これらのステップを踏むことで、あなたのキャリアプランを実現することができます。
もっとパーソナルなアドバイスが必要なあなたへ
この記事では一般的な解決策を提示しましたが、あなたの悩みは唯一無二です。
AIキャリアパートナー「あかりちゃん」が、LINEであなたの悩みをリアルタイムに聞き、具体的な求人探しまでサポートします。
無理な勧誘は一切ありません。まずは話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなるはずです。
4. スキルアップと資格取得でキャリアを切り開く
現状を変えるために、スキルアップや資格取得も有効な手段です。特に、高卒で職務経験が6年あるあなたは、特定のスキルを磨くことで、キャリアの幅を広げることができます。
4-1. スキルアップの具体的な方法
スキルアップには、様々な方法があります。あなたの興味や、将来のキャリアプランに合わせて、最適な方法を選びましょう。
- OJT(On-the-Job Training):現在の仕事を通じて、実践的なスキルを習得する。
- Off-JT(Off-the-Job Training):社内研修、セミナー、外部研修などを利用して、専門的な知識やスキルを習得する。
- 自己学習:書籍、オンライン講座、eラーニングなどを活用して、自主的に学習する。
- メンター制度:経験豊富な先輩社員から、指導やアドバイスを受ける。
これらの方法を組み合わせることで、効率的にスキルアップを図ることができます。
4-2. おすすめの資格
あなたのキャリアアップに役立つ資格は、職種や業種によって異なります。ここでは、一般的な事務職や、キャリアチェンジを目指す場合に役立つ資格を紹介します。
- MOS(Microsoft Office Specialist):Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品のスキルを証明する資格です。事務職や、PCスキルを必要とする職種で役立ちます。
- 簿記:会計に関する知識を証明する資格です。経理職や、財務関連の仕事に役立ちます。
- TOEIC:英語力を証明する資格です。外資系企業や、グローバルな仕事に役立ちます。
- ビジネス関連資格:ビジネスマナー、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルなどを証明する資格です。
- IT関連資格:ITパスポート、基本情報技術者試験など、ITスキルを証明する資格です。
これらの資格を取得することで、あなたのスキルを客観的に証明し、キャリアアップに繋げることができます。
4-3. 資格取得のステップ
資格を取得するためには、計画的な学習が必要です。具体的なステップは以下の通りです。
- 目標設定:取得したい資格を決定し、試験日を設定する。
- 情報収集:試験の概要、出題範囲、難易度などを調べる。
- 学習計画:学習期間、学習内容、使用教材などを計画する。
- 学習実行:計画に基づいて、毎日コツコツと学習する。
- 模擬試験:定期的に模擬試験を受け、自分の理解度を確認する。
- 試験受験:試験に臨み、合格を目指す。
これらのステップを踏むことで、効率的に資格を取得することができます。
5. まとめ:あなたのキャリアを切り開くために
上司の嫌がらせに悩み、現状を変えたいと考えているあなたへ。今回の記事では、
- 上司の嫌がらせが法的に、倫理的に問題があることを理解し、
- 社内でのキャリアアップ、問題解決の方法、
- 転職という選択肢、多様な働き方、
- スキルアップと資格取得によるキャリア形成
について解説しました。これらの情報を参考に、あなたのキャリアを切り開くための第一歩を踏み出してください。
あなたの置かれている状況は、決して一人で抱え込むべきものではありません。専門家や、信頼できる人に相談し、サポートを受けながら、自分らしいキャリアを築いていきましょう。あなたの未来が、明るいものになることを心から願っています。
“`
最近のコラム
>> 32歳フリーター、大学受験の失敗と後悔…それでも未来は変えられる!キャリア支援コンサルタントが徹底解説