倒産からの起業！30代後半、営業管理職だった私が「農産物」の個人卸売で成功する道
倒産からの起業！30代後半、営業管理職だった私が「農産物」の個人卸売で成功する道
この記事は、30代後半で営業管理職としてキャリアを積んできたあなたが、会社の倒産を機に直面するキャリアチェンジの課題と、そこから「農産物」の個人卸売という新たなビジネスチャンスを掴むための具体的な戦略を解説します。起業という大きな決断をするにあたり、抱える疑問や不安を解消し、成功への道筋を照らします。
私は30代中盤の男性で、先日まで営業管理職として働いておりましたが、会社が倒産し就活中になりました。就活中に、以前の会社の社長より起業の提案がありました。
内容は、私は現在、北海道在中で中学 高校の友人は農業を営んでおり、すでに経営を行っております。その友人から「農作物」を卸してもらって商売をしないかという提案でした。
その元社長はとても顔が広く、市議会委員や元市長、会社経営者等のつながりが多く、ＪＣやロータリーなどの会合にも出席されていた方で、現在は年金暮らしですが、後5年は仕事をしたいということです。自分で立ち上げる気力はないようで、持てる人脈を自分に棚卸をすると言うこと、販路の確保をするから「農作物」の提供者を、私の友人から募れないかとの提案でした。
具体的な販路：道の駅（祭事）、空港（祭事）、個人市場（常設）と観光客を主体とするロケーションは確保できるということです。観光客は主に道外 台湾 香港と夏場は目立ちます。後は、各経営者様からの紹介が得られるようです。
ここで問題なのが、友人から「農作物」の供給をしていただく際に、
- 農家は農協を通さないで提供することができるのか？
- 1を可能とした際、一年目で具体的な販売個数が見いだせない中で、提供をしてもらうことは 可能なのか？
- 売り上げ歩合はどのくらいが妥当なのか？
- 販売は私が行うものとして、在庫は持たず（展示品はあり）受注を受け、各農家から発送を してもらうが可能か？ ※贈答品目やお中元の内容で人気の「農産物」になります。
友人といえど、最低限のルールを知りたく互いにウィンウィンになれる企画を必要としております。また、当方、飲食店の営業を行っていたので、個人飲食店にも営業をかけれます。ｐｃも得意なので、近い将来はネットショップ開設も考えています。
農家の方々へ、上記の内容では至らない点はたくさんございますが、自分が個人卸をしたさいにメリット デメリットはございますか？
1. 農家との連携：農協を通さない直接取引は可能か？
まず、農家が農協を通さずに直接あなたに農作物を卸すことは、法的に全く問題ありません。農協はあくまで流通経路の一つであり、強制加入ではありません。ただし、農家が農協に加入している場合、農協への出荷義務がある場合もありますので、事前に友人に確認することが重要です。もし友人が農協に加入していない、または農協への出荷義務がない場合は、スムーズに直接取引を開始できます。
直接取引のメリットは、農家にとって中間マージンが発生しないため、より高い価格で販売できる可能性があることです。一方、デメリットとしては、農家自身が価格設定や販売戦略を考えなければならない手間が増えることが挙げられます。あなたとの取引においては、これらのメリット・デメリットを理解した上で、農家と十分なコミュニケーションを取り、双方にとって最適な条件を模索することが重要です。
2. 初年度の販売見込みが不透明な状況での供給：信頼関係の構築が鍵
一年目で具体的な販売個数が見込めない状況で、農家から供給を得るためには、信頼関係の構築が不可欠です。以下の点を意識して、農家との関係性を深めましょう。
- 明確なビジョンと計画の提示: あなたのビジネスプランを具体的に説明し、どのような販路で、どのような顧客層に、どのような農産物を販売していくのかを明確に伝えましょう。初期段階では、小ロットからのスタートや、テストマーケティングへの協力を提案するなど、農家側のリスクを軽減する工夫も有効です。
- 誠実なコミュニケーション: 定期的に進捗状況を報告し、販売実績や市場の動向を共有することで、農家との信頼関係を築きましょう。また、農家の意見や要望にも耳を傾け、共にビジネスを成長させていく姿勢を見せることが重要です。
- Win-Winの関係構築: 農家にとってのメリットを明確にしましょう。例えば、安定的な収入源の確保、販路拡大による売上増加、ブランドイメージの向上などが考えられます。あなた自身の利益だけでなく、農家の利益も考慮したビジネスモデルを構築することが、長期的な関係を築く上で重要です。
3. 売り上げ歩合の妥当性：相場と交渉のポイント
売り上げ歩合は、ビジネスの持続可能性を左右する重要な要素です。一般的に、農産物の卸売における歩合は、販売方法や販売チャネル、商品の種類などによって異なりますが、10%～30%程度が相場と言われています。ただし、これはあくまで目安であり、個別の状況に応じて交渉する必要があります。
歩合率を決定する際には、以下の要素を考慮しましょう。
- 販売にかかるコスト: 販促費、人件費、輸送費など、販売にかかるコストを明確にし、それらを考慮した上で、あなたと農家の双方にとって利益が出るような歩合率を設定しましょう。
- 商品の特性: 希少価値の高い商品や、付加価値の高い商品は、高い歩合率を設定できる可能性があります。
- 販売チャネル: 道の駅や空港など、販売チャネルによって、集客力や販売効率が異なります。それぞれのチャネルの特性を考慮して、歩合率を調整しましょう。
- 市場価格: 類似商品の市場価格を調査し、競争力のある価格で販売できるように、歩合率を調整しましょう。
交渉の際には、上記の要素を根拠として、あなたの提案する歩合率が妥当であることを説明しましょう。また、歩合率だけでなく、支払い条件や、在庫管理、返品に関する取り決めなど、契約内容全体について、農家と十分に協議し、合意形成を図ることが重要です。
4. 在庫を持たない販売モデル：メリットと注意点
在庫を持たずに、受注後に農家から発送してもらう販売モデルは、初期費用を抑え、リスクを軽減できるという大きなメリットがあります。特に、贈答品やお中元など、一定の需要が見込める商品においては、有効なビジネスモデルです。
このモデルを成功させるためには、以下の点に注意しましょう。
- 正確な情報伝達: 受注後、農家に正確な情報を迅速に伝え、スムーズな発送を促す必要があります。商品名、数量、送り先、希望納期などを明確に伝え、誤発送を防ぐための工夫をしましょう。
- 品質管理: 農家との連携を密にし、商品の品質管理を徹底しましょう。商品の状態を事前に確認したり、適切な梱包方法を指示したりすることで、顧客満足度を高めることができます。
- 納期管理: 納期遅延は、顧客からの信頼を失う大きな原因となります。農家と協力し、納期を厳守するための体制を整えましょう。
- 返品・クレーム対応: 返品やクレームが発生した場合の対応について、事前に農家と取り決めをしておきましょう。
5. 個人飲食店への営業：販路拡大の可能性
あなたが飲食店の営業経験をお持ちであることは、大きな強みです。個人飲食店への営業は、新たな販路を開拓する上で、非常に有効な手段となります。以下の点を意識して、営業活動を行いましょう。
- ターゲットの選定: あなたの農産物に合う、ターゲットとなる飲食店を選定しましょう。例えば、地元の食材にこだわったレストランや、高級食材を扱う飲食店などが考えられます。
- 商品の提案: ターゲットのニーズに合わせた商品を提案しましょう。季節の野菜や果物、贈答品に最適な商品など、様々な提案が可能です。
- 試食の提供: 試食を提供することで、商品の魅力を直接伝えることができます。
- 価格交渉: 飲食店にとって、仕入れ価格は重要な要素です。あなたの商品の価格競争力をアピールし、継続的な取引につなげましょう。
- 関係性の構築: 飲食店との信頼関係を築くことが、長期的な取引につながります。定期的な訪問や、情報交換を通じて、関係性を深めましょう。
6. PCスキルを活かしたネットショップ開設：将来への展望
PCスキルをお持ちであることは、ネットショップ開設において、大きなアドバンテージとなります。ネットショップを開設することで、販路を拡大し、より多くの顧客にあなたの農産物を届けることができます。
ネットショップ開設にあたっては、以下の点を考慮しましょう。
- プラットフォームの選定: 楽天市場、AmazonなどのECモール、Shopify、BASEなどのASPサービスなど、様々なプラットフォームがあります。あなたのビジネスモデルや予算に合わせて、最適なプラットフォームを選びましょう。
- 商品ページの作成: 商品の魅力を伝える、魅力的な商品ページを作成しましょう。商品の写真、説明文、価格などを丁寧に記載し、顧客の購買意欲を刺激しましょう。
- 集客: SEO対策、SNS活用、広告出稿など、様々な集客方法を検討しましょう。
- 顧客対応: 顧客からの問い合わせや、注文への対応を迅速かつ丁寧に行いましょう。
- マーケティング: 顧客データを分析し、効果的なマーケティング戦略を立案しましょう。
7. 起業におけるメリットとデメリット：客観的な視点
起業には、多くのメリットとデメリットが存在します。客観的な視点から、それぞれの側面を理解し、あなたのビジネスプランに活かしましょう。
メリット
- 自由な働き方: 自分の裁量で、仕事の時間や場所を自由に決めることができます。
- 高い収入の可能性: 努力次第で、高い収入を得ることができます。
- 自己実現: 自分のアイデアを形にし、社会に貢献することができます。
- 人間関係の構築: 様々な人との出会いがあり、人間関係を広げることができます。
デメリット
- リスク: 経営がうまくいかない場合、経済的な損失を被る可能性があります。
- 責任: 経営者として、全ての責任を負うことになります。
- 不安定さ: 収入が不安定になる可能性があります。
- 孤独: 一人で経営を行う場合、孤独を感じることがあります。
8. 元社長の人脈活用：成功への追い風
元社長の人脈を活用できることは、あなたのビジネスにとって大きな強みです。市議会委員や元市長、会社経営者とのつながりは、販路開拓や資金調達において、大きな力となります。
人脈を活用する際には、以下の点を意識しましょう。
- 感謝の気持ち: 元社長に、人脈を提供してくれたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。
- 丁寧なコミュニケーション: 元社長とのコミュニケーションを密にし、ビジネスの進捗状況を報告しましょう。
- win-winの関係: 元社長にとってもメリットのある関係を築きましょう。
- 積極的な行動: 元社長からの紹介だけでなく、あなた自身も積極的に人脈を広げましょう。
9. まとめ：成功への第一歩を踏み出すために
30代後半で営業管理職から起業という道を選ぶことは、大きな挑戦です。しかし、あなたのこれまでの経験、PCスキル、そして元社長の人脈を活かせば、必ず成功への道が開けます。農家との信頼関係を築き、販売戦略を練り、ネットショップ開設など、様々な方法で販路を拡大し、あなたのビジネスを成長させていきましょう。
起業は、決して簡単な道ではありません。しかし、あなたの情熱と努力があれば、必ず成功を掴むことができます。まずは、一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。
今回のケースでは、農家との連携、販売モデル、価格設定、販路開拓など、様々な課題について解説しました。これらの情報を参考に、あなたのビジネスプランを具体的にし、成功への第一歩を踏み出してください。
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