「やりたいこと」への挑戦！自転車業界への転職で本当に良い？不安を解消するロードマップ
「やりたいこと」への挑戦！自転車業界への転職で本当に良い？不安を解消するロードマップ
この記事では、食品メーカーの営業職から、未経験ながらも憧れの自転車業界への転職を目指す27歳の方の悩みにお答えします。これまでのキャリアや体調不良を経験し、将来への不安を抱えながらも「好きなこと」を仕事にしたいという強い思いを持つあなたの背中を押すために、具体的なアドバイスとロードマップを提示します。
長くなりますが、優柔不断な私の背中を押してください。
私は理系の大学を卒業後、大手の食品メーカーで５年間営業として働いてきました。現在27歳で未婚です。直属の上司とは人間的に合わず、私に対してだけネチネチと嫌味を言うような人で全くマネジメントに向いていないタイプでした。月の残業時間は平均で80～100時間程度（社内では多くも少なくもない方）で、役職者を異常なほどに敬う企業風土に馴染めない中、ずっと仕事を続けてきました。
しかし今年に入り、今の会社での自分の未来を考えたとき、どうしても希望が持てずにいよいよ仕事に全く熱が入らなくなってしまいました。そこで２月頃から転職エージェントに登録し、仕事を続けながら転職活動を始めました。・・・が、３月頃から仕事中に異常な吐き気に襲われることが多くなりました（胃が気持ち悪く、嘔吐反応が起きるのですが胃に何も入っていないせいか実際に吐いてはいません）。最初はただの風邪かな？と思い内科へ行き胃腸薬や吐き気止めを貰っていました。しかしなかなか症状が治まらない・家でリラックスしていると体調は落ち着く・職場に出るとすぐ吐き気がする、という状況からもしかして精神的にまずいのでは？と思い心療内科で診察を受け「適応障害」ということで１か月間の自宅療養の診断書を貰いました。３月末からお休みに入りました（まずは有給の消化からで、扱い上は休職ではありません）。
お休みに入る前に上司には会社を辞めるつもりであることを伝えてしまいましたが、体調が悪いことを理由に退職時期についてはうやむやにして保留にしてもらっています。
私には大学卒業後、「うつ病」を患ってしまった友人が二人ほどいます。どちらも昨今話題の事件のように自殺に至ったりはしていませんが、立ち直るのにとても時間が掛かったことを知っていますし、今でも睡眠薬が手放せなくなったままの友人もいます。自分の体を壊すくらいなら、仕事なんて辞めてしまったほうがいいと、その友人からもアドバイスを貰いました。体さえ無事ならいくらでもやり直せる、と。本当にその通りだと思います。（余談ですが、今月４月に発売された汐街コナ様の著書を読んで思わず涙が出そうになってしまいました）
休みに入ってからも転職活動は続けておりますが、ゆっくりと考える時間が取れるようになったことで「自分は本当は何がしたいのか」を考えるようになりました。最初は異業界の営業職や、残業時間が少なそうな（というイメージですが）事務職への転職を考えていました。しかし、どうしても前向きな志望動機を作ることが出来ませんでした。
そんな中「自転車ショップの販売員になりたい」と、明確に「こうしたい」と思えるものが１つだけ見つかりました。まず自分が自転車（ロードバイク）が好きであること・仕事にするなら好きなものを扱う方が良いと考え直したこと・仕事にやりがいを感じていたのはお客様から感謝を頂いた時であること・学生時代の７年間の接客経験（飲食店ですが）や営業職での対人折衝経験を活かせることなど、自分の中でバラバラだった「今の仕事でどう思った」「これからどんな仕事内容にしたい」が１本の線で繋がったような気がしたからです。ですので今、そういった販売店の求人を探して応募を進めています。
前置きが非常に長くなりましたが、今回相談の書き込みをしたのは肯定でも否定でもいいので、私の不安に対してアドバイスが欲しいと思ったからです。今回転職すれば、間違いなく現状・生涯の年収は大幅にダウンします。（現在の年収は400万ちょっと、偉くなれれば1000万にも届くらしい。偉くなると休みがさらに減るので、なりたくありませんが）自転車が好きと言っても簡単なメンテナンスが出来るくらいの初心者レベルの素人ですから、知識や技術は１から学んでいかなくてはなりません。場合によっては正社員ではなく、アルバイトや契約社員からスタートしなければならないと思います。人間関係や労働時間が改善する保証もありません。
上記の事は全て覚悟のうえで自転車業界への転職を希望しています。自転車に関する専門性を高めながら、販売の仕事に携わりたいと思います。
覚悟のうえなのに、不安をぬぐい切れない自分の優柔不断さに嫌気が差しているのが今の私の現状です。実際に転職をしたことがある方、自転車業界に詳しい方、体調・精神を崩したことがある方、色々な人に「こんな考え方もあるんだ」と聞いてみたいと思いました。体まで壊して休んでいるのだから、今さら人の目なんて気にせず「やりたいこと」に挑戦すべきだ、と思っているのにどこか不安になってしまう私にアドバイスを下さい。
相談ありがとうございます。これまでの経験から、現在の状況、そして「やりたいこと」への思いがひしひしと伝わってきます。体調を崩されるほど今の仕事に苦しんでいた状況から、好きなことを仕事にしたいという気持ちはとても素晴らしいものです。しかし、現状の不安や、未経験の業界への転職に対する迷いも理解できます。このQ&Aでは、あなたの不安を解消し、前向きに一歩踏み出すための具体的なアドバイスをさせていただきます。
1. 現状の整理と不安の根本原因の特定
まず、現状を整理し、不安の根本原因を特定しましょう。あなたの抱える主な不安は以下の3点に集約されます。
- 収入の減少：年収が大幅にダウンすることへの経済的な不安。
- 未経験への挑戦：知識や技術が未熟な状態で、新しい業界に飛び込むことへの不安。
- 人間関係や労働環境への懸念：転職先でも、人間関係や労働時間が改善されないかもしれないという不安。
これらの不安は、いずれも転職を考える上で誰もが抱く可能性のあるものです。しかし、これらの不安を放置したまま転職を進めてしまうと、後々後悔することにもなりかねません。まずは、それぞれの不安に対して、具体的な対策を立てていきましょう。
2. 収入減少への対策：キャリアプランとライフプランの明確化
収入の減少に対する不安は、最も現実的な問題です。しかし、単に「収入が減る」と考えるのではなく、長期的な視点でのキャリアプランとライフプランを立てることで、不安を軽減できます。
- 収入シミュレーションの作成：
- 自転車業界での給与水準を調査し、アルバイト、契約社員、正社員など、それぞれの雇用形態での収入を把握します。
- 昇給やキャリアアップによる収入増加の見込みを考慮し、5年後、10年後の収入をシミュレーションします。
- 現在の年収との差額を明確にし、具体的な対策を検討します。
- 支出の見直し：
- 固定費（家賃、光熱費、通信費など）を見直し、節約できる部分がないか検討します。
- 変動費（食費、交際費、娯楽費など）を見直し、優先順位をつけ、無駄な出費を削減します。
- 副業の検討：
- 自転車関連のスキルを活かせる副業（オンラインでの情報発信、自転車修理など）を検討します。
- 本業と両立可能な範囲で、収入を補填します。
- キャリアアップ戦略：
- 自転車に関する専門知識やスキルを習得し、キャリアアップを目指します。
- 販売スキルだけでなく、メンテナンス技術やパーツの知識を習得することで、より高い給与水準を目指せます。
3. 未経験への挑戦：具体的な学習計画と情報収集
未経験の業界に飛び込むことは、誰にとっても大きな挑戦です。しかし、事前の準備と計画によって、不安を自信に変えることができます。
- 情報収集：
- 自転車業界の動向、販売店の種類、仕事内容などを徹底的に調べます。
- 業界の専門誌やウェブサイト、SNSなどを活用し、最新情報を収集します。
- 自転車業界のイベントやセミナーに参加し、生の情報を得ます。
- スキルアップ：
- 自転車の基礎知識（ロードバイク、クロスバイク、MTBなど）を学びます。
- 自転車のメンテナンスに関する知識と技術を習得します。
- 販売スキル（接客、コミュニケーション能力など）を磨きます。
- オンライン講座、専門学校、書籍などを活用し、効率的に学習します。
- 資格取得：
- 自転車関連の資格（自転車技士、自転車安全整備士など）を取得することで、専門性を証明し、就職活動を有利に進めることができます。
- 資格取得を通して、体系的に知識を習得できます。
- 人脈形成：
- 自転車業界で働く人たちとの交流を深めます。
- SNSやイベントなどを通じて、情報交換や相談を行います。
- 積極的に質問し、アドバイスを求めます。
4. 人間関係と労働環境への懸念：企業研究と自己分析
人間関係や労働環境への不安は、過去の経験からくるものかもしれません。しかし、転職活動を通して、より良い環境を見つけることは可能です。
- 企業研究：
- 応募先の企業の情報を徹底的に調べます。
- 企業のウェブサイト、SNS、口コミサイトなどを活用し、企業文化、労働時間、人間関係に関する情報を収集します。
- 可能であれば、実際に店舗を訪問し、店内の雰囲気やスタッフの様子を観察します。
- 面接時に、労働時間、残業、有給休暇の取得状況など、具体的な質問をします。
- 自己分析：
- これまでの経験から、どのような人間関係や労働環境が自分に合っているのかを分析します。
- 自分の価値観、強み、弱みを明確にします。
- 転職先に求める条件を具体的にリストアップします。
- 面接対策：
- 面接では、自分の経験やスキルをアピールするだけでなく、企業の求める人物像に合った受け答えを心がけます。
- 人間関係や労働環境に関する質問に対し、正直かつ具体的に答えます。
- 自分の価値観やキャリアプランを明確に伝え、企業とのミスマッチを防ぎます。
5. 体調管理：心身の健康を最優先に
過去に体調を崩された経験から、心身の健康を最優先に考えることは非常に重要です。転職活動中も、体調管理を怠らないようにしましょう。
- 休息と睡眠：
- 十分な休息と睡眠を確保し、心身の疲労を回復させます。
- 睡眠の質を高めるために、寝る前の習慣を見直します（入浴、ストレッチ、リラックスできる音楽など）。
- 食生活：
- バランスの取れた食事を心がけ、栄養バランスを整えます。
- 規則正しい食生活を送り、生活リズムを整えます。
- 運動：
- 適度な運動を行い、心身の健康を維持します。
- ウォーキング、ジョギング、ヨガなど、自分に合った運動を見つけます。
- ストレス解消：
- ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけます。
- 趣味に没頭したり、友人や家族と過ごしたり、リラックスできる時間を作ります。
- 必要に応じて、専門家（医師、カウンセラーなど）に相談します。
- 休養：
- 体調が優れない場合は、無理せず休養を取ります。
- 休息期間中は、心身ともにリフレッシュできるような過ごし方をします。
6. 失敗を恐れない：挑戦する勇気と柔軟な思考
転職は、必ずしも成功するとは限りません。しかし、失敗を恐れずに挑戦する勇気を持つことが重要です。そして、万が一、うまくいかなかった場合でも、柔軟に考え、次のステップに進むことができます。
- 目標設定：
- 具体的な目標を設定し、達成までのプロセスを明確にします。
- 目標達成のために、必要な行動をリストアップし、計画的に実行します。
- 自己肯定感：
- 自分の強みや長所を認識し、自己肯定感を高めます。
- 過去の成功体験を思い出し、自信を持ちます。
- 柔軟な思考：
- 状況に合わせて、柔軟に考え方を変えます。
- 固定観念にとらわれず、新しい視点を取り入れます。
- 情報収集：
- 常に最新の情報を収集し、変化に対応します。
- 業界の動向や求人情報を把握し、最適な選択を行います。
- 振り返り：
- 定期的に自分の行動を振り返り、改善点を見つけます。
- 失敗から学び、次に活かします。
あなたの「やりたいこと」への挑戦を、心から応援しています。不安を乗り越え、新しい一歩を踏み出すために、これらのアドバイスが少しでもお役に立てれば幸いです。もし、さらに具体的なアドバイスやサポートが必要な場合は、お気軽にご相談ください。
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7. まとめ：未来への第一歩を踏み出すために
今回の相談に対するアドバイスをまとめます。
- 現状の整理と不安の特定：収入、未経験、人間関係への不安を明確化し、それぞれの対策を立てる。
- 収入減少への対策：キャリアプランとライフプランを明確にし、収入シミュレーション、支出の見直し、副業、キャリアアップ戦略を検討する。
- 未経験への挑戦：情報収集、スキルアップ、資格取得、人脈形成を通じて、必要な準備を整える。
- 人間関係と労働環境への懸念：企業研究、自己分析、面接対策を行い、より良い環境を見つける。
- 体調管理：休息、睡眠、食生活、運動、ストレス解消を重視し、心身の健康を最優先にする。
- 失敗を恐れない：目標設定、自己肯定感、柔軟な思考、情報収集、振り返りを通して、挑戦を続ける。
あなたの「やりたいこと」への挑戦は、決して簡単なものではありません。しかし、あなたの強い思いと、これらの対策を組み合わせることで、必ず道は開けます。まずは、小さな一歩からでも良いので、行動を起こしてみてください。そして、もし迷うことがあれば、いつでも私たちにご相談ください。あなたのキャリアを全力でサポートします。
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